あたしはそうして、騒々しい音の只中へ降りてきていたのだった、
それが同じ姿で、
また垂れ出してくる、、
まだいくついくつと数えるにはあたらないリズムやら、なにやらが、
はっきりとここのなかへ垂れ出してくる、、
私はそこへ垂れ出しながら、、
はっきりとした顔、
はっきりとした声を、確かにきいた、、
あ、私がただばらばらにほどけて、
ばらばらに結び合わされていくだけ、、
その方向をひそかに知り、
身体を預けているだけで、、
こんなにもはっきりと生まれてしまうならば、
始終驚いているより仕方なかろうと、、
ゆっくり言葉を出して、
私は始終生まれているのだろうと、、
そう言いながら回転した、、
あきらかに晴れ、
あきらかに潜り、、
私の生きている時刻へ、
まっすぐに、繋がってみせてくれ、と、
緩やかに響きを、、
こちらへ傾けて、、
走る、はしる、、
私はどこからか息が切れるのを忘れていて、
それを忘れているな、と思い出したとき、
徐々に息がきれ始めて、疲れた、、
疲れても、また知らず知らず駆け足のなかで生きている、、
彼はどこまでゆくのかを考えているのではないので、
現在地を軽やかに踏むことを考えて、
ちょっと無、らしいところへ入りながら、
歩む、歩むので、、
どこか遠いところへ到達した、、
あ、自身の、肌が混じるのは初めてだ、、
私が幾度ここを経過しようと、
風景は減らないのに、、
あ、風景が減らないと思うのは間違いで、、
徐々に違うものになろうとしているのだろうか、、
私はもう少し水を含む必要があった、
誰だろうか、遠くできこえる、、
おそらくは歓声の、
さわざわと弾けて、流れて、、
彼は現在地を踏むだけ、、
そこで根から次々に温度を受けると、、
生きている、生きている、、
私は流れる風とそれに流されてなにともない場所で、
息が上がり、、
ちょっと微笑んで、歩いて、、
呼吸で通過した、水も多くなった・・・