<1767>「回転のなかに生きる」

 そちらからいくつもの回転を持ち、

 あたしの姿が、来る、、

 そこにどこからか続いて、来る、

 何も見ていない何も見えていないところに、

 あなたが来て、

 こちらから招く、、

 今想像よりもずっと長い声がして、

 ずっと長い道が見える、、

 その声を容れるか、

 その声が、時々混ざっても、

 私はそれで構わないとも思っているのだ、、

 順次、近付いてくるのを、

 受けているのでも、それは構わない、、

 

 さて困ったことになったぞ、と言って、、

 私にはその困難が、分かっているような、いないような、

 ところだが状況に、

 対して手で静かに入っていくよりはほかに、

 私は何かをする訳ではない、、

 そこに対して潜っていく以外の身体のあり方ではない、

 と承知しているものだ、

 そうだな、その響きが遠くから来て、、

 なにからなにから当たる、

 どういう訳でしょう、とこちらを見やり、、

 その端で瞬間的に応える、

 あたしはそのままその速度に当たり、、

 丁寧に跳ねる、、

 丁寧に跳ねたらばあとはその呼吸のなか、

 という声の、

 様子のなかへ、

 ひとひ、ひとひ、、

 あ、構わず、どこまでも先へ潜っていくものだ、、

 装いと、なにと、回転しながら、先へ、、

 はっきりと近付いてくる、、

 その回転のなかにくる、、

 私は、姿がその通りに見えていました、、

 

 それで、静かに回転し、

 今そのあとをさらうと見えたものの、

 順に、順に、集まる、、

 熱にあたりほうけた、

 これは、抽象的な夢だから、あまりにも当たり前に、

 誰もが見ている、、

 それで熱し、、

 今、当然、その様子が、

 あ、はっきりと言えばここだ、、

 ここの熱溜まり、

 あなたのなかに知れない声が絡まって、、

 ここまで続いてくるというのだ、、

 ここまでほうけ、

 ここまで今、揃いの時間を見せているのに違いない、、

 あたるあたる、、

 私は複数にばらけて、

 あたるあたる、、

 いくつもの生じ、現在へ、

 身体で跳ねて、紛れ、回る、回る・・・