<1768>「緑の呼吸に浮かぶ」

 あたしがその装いと様子に真っすぐにはいる、

 どこまでもその表情が見えて、私は、ここで安堵する、

 それとも、

 ただ呼吸がきこえないまでに深くなってゆくのをそのまま待っているか、どうか、、

 私には今の時刻しかきこえない、、

 身体を静かに割り、

 呼吸の、深くなって消えたところまでおりていこう、

 と言う、ひとりの人の姿、、

 あ、ここに来た、ここに来た、、

 何を、何を混ぜるのかしら、知らない、知らない、、

 

 あなたはもう少し滑稽な姿を、、

 ここに留めておいても、良いのではないかしら、

 はい、ええ、それはもちろんの事ですが、、

 私は徐々に、それは真面目ではないですが、

 ぼおお、、と、音の広がる、

 無感の穴へ進んで行くような心地がするんです、、

 どうですか、そこからも聞こえますか、

 ええ、ええ、、なにやら、先で鳴って、そのまま、止まないだろうものの、

 姿がそのまま私に映ります、、

 私はそこに長いこと映っていて、

 徐々に感得し始めたのか、、

 そのままそこに沈んでいるのを確かめ得ました、、

 あ、来たな、、

 身体ごとそこに来たな、、

 あたしは含んで、

 もうそのなかざま、周辺を、、

 はっきりと見せて、、

 続けば続くもの、

 溢れれば溢れるものに、、

 身体ごと近づけて、、

 ほら、放られたのだな、なかに、なかに、、

 触られたのだな、

 なかになかに手を、、おそらく、

 私が今の時刻を知っていて、、

 そのなかで浮かれる、、

 

 また島に浮いた、、

 これから立てる身体のその諸点が、、

 そこに、そこに、、当たり前に浮かんで、

 また私を差している、

 続きものの身体の諸点を、

 また私に広げている、、

 どうだ、どうだか、、噛んで含みながら、、

 私が過ぎる場所、、

 順次転がる場所へ、たおれ、たおれ、、

 その匂いにまぎれる、、

 なにだ、そこにまっすぐ立っていたか、、

 知らずに、その時間へ、まっすぐ立っていたか、、

 なにだ、その響きが、このまま生きていると思えるのか、

 そこから諸方へ次々に潜り、潜り、

 手の当たる場所に、

 透明な呼吸が、、

 そこに意識が差し挟まる緑の呼吸が、のびていた・・・