<1782>「声を見、声を掛け」

 そこにすみやかに置かれて、

 今に、まだき、まだき、生まれて、

 ひとつめの緩やかな回転、

 ひとつめの緩やかなうたい、、

 身体が生じ、そのなかに混じり、、

 私に向かい、大仰に声をし、

 声を見、声に当たり、、

 だらりと垂れてくるところ、、

 大仰な回転のなかにいて、

 私の中で弾け、、

 そのなかでうたい、

 あ、今に身体を持って浮かんだそのいくつもの、、

 肌を見、肌に当たり、

 今また静かに生まれ出ます、、

 

 出ましての、

 おいそこに出ましての、複数の線、複数の身体、、

 知られて、私の方へ傾き、、

 今に様子を、

 今に身体の勢いのなかに混じって、、

 今その通りを当たり前に眺める、

 私のその浮動のなかで、

 声を掛けて、、

 あらたにほうけたなかへかえっていくと、、

 細い道に、身体が戻り、、

 今あらためて合図をし、生まれる、、

 その勢いのなかに生まれる、

 あたしは身体を招き、

 上手く風のなかに隠れて、、

 呼吸を立ち上げた、

 私は知られて、、

 呼吸のなかで知られて、

 当たり前にその表情の中、

 揺れる人々、

 揺れるものさま、生きながら、、

 私に声を掛けて、、

 あらたに畳まれる、、

 畳まれた時刻のなかへ次々に、出てくるのだった、

 

 あたしは揺れるいくつもの波に乗ったあとで、、

 その方向を激しく見るの、、

 ここからおおわれて、、

 はげしくそのなかで踊るの、、

 揺るその手から、、

 あたしがこぼれて、、

 上手くすみやかに生きる、、

 私は方法のなかで大きく身体がのびて、、

 どこへも掛かるのを、、

 当たり前に見つめていたのだ、

 跳ねてはたたいただけ、

 その全てが音のなかにはいる、、

 私はものを持ち、、

 その姿のなかへいくつかの回転を寄せ、、

 そのままであきらかな呼吸のなかへ、

 私を継いでいるように、思えるのでした・・・