<1808>「身体が漏る」

 かのなかに出でて私はそれをくらう、、

 すむものごとのなかにも混じり、

 私は底から、ものとおい音、身体の流れに、、

 私の手はそう、、

 それらを静かに縫い合わせ、

 見事に回転のなかへ進んで行きました、、

 私はそのなかに放られ、

 ただ、ジを見ている、

 露出してくるもの、

 じっとそこに肌を付けて見ている、、

 私の中にいくつも粒が溜まるとみるや、

 すかさず挟まってくる、

 いくつもの流れに、、

 あたしは肌を当てて・・・

 

 独話が漏れて、、

 なにだ、

 私は複数の流れに、

 私は複数の住まいに、、

 出現される場なのですね、と、ひとりでそのなかへ声を合わして、

 私はまた揉まれて、

 まみれて、、

 私はそこに別の歩をつける、、

 身体はまっすぐにのび、、

 私の中へ、当たり前にきこえて、、

 その姿のなかで新たに生まれている、、

 私は剥がれて、

 どこへなと向かう、

 混じり、混じり、見えなくなり、

 その姿のなかでほうと息をつく、、

 私はさみしい視線のなかで次々に生まれていた、

 独話する、独話する、、

 はや、これだけのものが漏れて、

 なお漏れ、、

 私の中に枝をのばす、、

 私はこの場所にいて、困惑している訳ではない、、

 なかにのびているものとして、、

 ただ肌に当たっている訳ではない、、

 そこから息の漏る、

 身体の漏る、、

 静かな視線のなかで、あちこちの方向を、、

 当たり前にここへのばしておきながら、、

 私は巻かれる、、

 その姿のなかへ巻かれる、、

 

 いちどきにずれて、、

 その装いがまたたくみに含まれていくときに、、

 私は肌を出し、、

 時刻に、豊富にあるものへ、

 いつまでも、この姿を見せているのだと思った、、

 あれは、あれは、

 あなたは、、

 まだ私の知らない場所で粒の隆盛に任せ、

 その肌を当てる、、

 ただ風の吹くなかにその線を真っすぐに立てている・・・