<1837>「この地平の子」

 にじんでいた手に上手く、渡り、、

 そこで花を成せよ、

 その色光のなかで次々に呼吸をするから、、

 あなたは、上手にそのなかへ、形を保ってかぶさり、、

 ふたつにさけ、、

 上手くその長い時日を含みなさい、、

 なに、遠のいて、、

 私は身体なのか、粒の集合なのか、、

 さらさらと振られて、

 このジに、明らかに地をつける、、

 私は足を出し、、

 そこへ単簡に、骨で立っている、、

 これはどこの隙間、、

 あたしがでらりと生まれて、、

 骨の隙間へ、

 粒を揃え、、

 これはいくつのうたい、、

 幾、なんりょうのモオドになると言えるのだろう、、

 手をかき、、

 足をさだめ、、

 このじらじらとした場所へ一心に生まれ、さわぎ、、

 身体をかたくして、

 すっと沈黙している、

 この地平の子・・・

 

 あたしはたまをよび、、

 たまに次から次へ附着し、、

 あたしから剥がれ、

 あたしは、空のもの、、

 静かに響きを立てるもの、

 もぐるもの、感興なくめざめるもの、

 さわぐもの、

 かたまるもの、、

 このジへ僅かに振るえでて、、

 あとひとつめをさますもの、

 地のもの、別のもの、、

 声を立てて笑うもの、色のもの、、

 光を含むものとして、、

 身から剥がれ、、

 よんだたまへ、、一量、一量、、流れていく、、

 

 この地平の子の固さはなにだ、、

 かたまって、沈思する、や、、

 おもいなどはいまだたずさえておらず、、

 つちに沈み込み、、

 ここで一量を漏らすことになるのもしらない、、

 あでやかないちにんはなにだ、、

 よばいて、よばいて、、

 ただ方途へ、過量の熱を持ち、

 ここへ参じようとして、、

 僅かな声を垂らすのはなにだ、、

 道のはたにいながら、、

 出す声を引きずり、身を引きずり、、

 よろけてとけこむ、、

 この地平の子の、、

 さわぎたてるうたは芯からなにを向く、