<1857>「判断辞が濁る」

 今に、ひとつ、身体をつけて、、

 その振動から、

 巧みに生まれる、、

 わたしはそのとき、いくつもの、動きに、

 たいらに、混じっていく、、

 今に、ひとたびの、歓びも、

 そこに駆けて、

 お互いにしまい、

 お互いに集めながら、

 すぐに生きる、

 私はここでふつふつと沸いていた、

 今に視線をまじえながらここに、

 沸いて、生きていた、、

 

 あまたある糸がおり、

 また生まれ、またおり、、

 また続き、またつく、、

 柔らかいもの、

 装いのない形で、、

 それはいくつもここについて生まれる、、

 生まれたら長い呼吸をし、

 ひとつの成分になれ、、

 入れ替わり、たちかわり、、

 あたしはその集合、

 あたしはその空、

 流れ出す印、、

 あたしはひそかにその枠のなかへめぐり、、

 小さな手を出した、

 手には光がある、、

 私はそれを眩しいので、作業へ向ける、、

 黙り込んだ時間へ静かにはいらせてもらうよ、、

 あなたはなにか扉だから、、

 わたしはそこにはいらせてもらう、、

 秘密、秘密といっても、

 この地表に、立っているひとりの生まれた人であると思うと、

 えいもなにもない、、

 この球体の、一番古い部分に属して、

 その場所が、

 明るい暗いとよく動くのを、、

 存分に、謳歌する、

 ひとりの姿なのでありました、

 わたしはじたじたとした熱になって、、

 この一表面とだらだらに接着する、

 ここは水の溜まる場所、

 あなたを吸い、、

 道の低い響きとともに生きる場所、、

 

 あてて、、

 これは肌の記憶にはたしてどう混ざるのか、、

 私はひとつの快楽通路へ、

 素直に水分を渡し、、

 そこ、翻弄されるままになっていた、、

 判断辞が少しくここでは濁る、

 水も揺れて、、

 いまいちどうに溜まり、少しくその方途の、、

 流れに任せ、、あたしは足りていく・・・