<1867>「垂れた液の裏」

 あたしはただにこの時刻のなかに溜まり、、

 それぞれを見る、、

 それぞれを加えて、、

 私はいまいちりょうの流れを見る、

 日を見る、、

 混じりあえて、

 私のなかの粒だ、

 流れて、、

 身体のなかの事は、どこか、、遠くに連なり、、

 いまひとつの様子で浮かんでいた、

 身体を確かめて、

 ここへ来ていた、、

 

 わたしが照るまま、、

 それも、一量意識で醒めて、、

 揺らぐまま、

 夢の中で醒めて、、

 いまひとりの具体的な時間になっている、

 そこで静かに揺れて、、

 枝の先へ連なっていく、

 ここは鐘を揃え、、

 それへ次々に、体重がかかり、、

 顕現する、、

 晴れて、顕現する、

 果たして 顕現する、、

 私は醒めた歩行を連ね、、

 内意識でここに来る、、

 ここは豊かな鮮紅色、、

 ここは見事な膨らみ、

 絶え間なく私に注がれて、、

 私はただたしかに地面を踏み、

 ここで生き始めているのだった、、

 その奥も静まって、

 私の中に、、

 はっきりとした印を持たせはじめてくるのだ、、

 裏に、裏、

 裏にまわれ、、

 そこでは溜まりに溜まったものがあたたまり、、

 懐かしい風景を見せている、

 ここに一量の指をつけ、、

 私から垂れる、、

 床へ落ちる、ひろがる、ふるえる、消える、、

 掬う、

 黙っていた・・・

 

 ただ黙ってこの歩行の網のなかに、

 静かに含まれて、、

 それはあたしか、、

 あたしからさしているものこの地点の微量な物事を、、

 ぶるぶると振るうところのものなのか、、

 あたしはなかざま、、

 その奥へどうどうと進み、、

 なにも見えていないかの、

 ひとつの歩みを、、

 粘性にして、

 裏側へ、ずるずると滑り込むようにした・・・