その軽さのなかに自分の粒のひとつを見つけて、、
輪郭の、なくなるまで長い時間、
そこへ置き、ぼやかしておいた、、
普通に、僅かになる端の意識から、細部へ、、
あたしは腹のなかへ小さくなって入る、、
その意識の隙間、
私が生まれて止まないところへ身体を預ける、、
なにやら、顔のない、
音のない、
潜って、ただ、そこに呼吸だけがあらわれる地点へ、、
すみやかに往く、、
身体だけがあたたまり、そこへ、ひとつの印をなして帰ってくるものなのか、、
私は腹中を探り静かにひらき、
この事が作用して一所に連なるのを、
ただに見つめていたのだ、、
たれかこの鐘を内蔵して、、
ひとつまたひとつと包まれてどこかで、、
不透明な音が漏れている、
あたしはこのような振動に列をなした、、
どこからほどけるか、
ほどけたところから風が入り、、
今わたしのところへ駆けてくるのに相違ないもの、、
なにが揺れて、、
なにがこの時日を確かめ得る、
私は知らないけれども、、
そのまま、長い時刻でふるえて、
長い時刻にひとつの姿で当たり、、
また増える、、
私は印が増えて行き、
呼気のあたりかたもそこへ、層を作り、、
長く生まれて、
長く流れることになれ、、
額になにかがついてあらわれ、、
私は手探りする、
ここは宇宙かもしれないので、
静かに踊る、
ただこの様子に触れたままで、、
私は一切が色、一切が事の、、
印のなかへ、
さんざばらばらへ飛び込む、、
曖昧な光や、
運動や、、
温度で、
この地表面に静かに滑り出していた、、
私は回転するのに、、
今だの先だのと、熱を求めて、、
平等で手を付けていた、、
なんとこのような揺るぎが、
先端に伝わり、、
ここへ生まれてはまたはじけて、うつり、、
ひとつひとつの点と、染みと、姿、、
そのものがただに模様、
そのものがただにとぼけた姿・・・