私は渡り、
ひとつの点のなかへ漏れる、、
溢れて、
ここにひらべったい、身体をのばし、、
一量の水を受けて、
生まれる、、
私が黙して揺れていると、、
なにやかやと声を掛ける人がいる、、
その隙間で、どうも、物事が、、
うるさくかさなり、、
なにだ、なにだ、、はらえたらばいいな、、
ここに音が鳴らなければいいな、
ここは広い流れであった、、
私が物の中を覗き、
そこで泡が立っていると、
不安と、そこで生きていることが、合わさり、、
今に帰って来る、、
問う事と、問わない事を、、
この面に集め、、
私は大きくなりながら、、
ざわざわとする一点のなかに入ってゆく、、
あれ、あれ、、
まだあらわれてもいないのに、、
きっと湧き立って、、
当然のようにそこで待つ人をつらまえる気でいるもの、、
次々に来い、次々に来い、
私はここに剥がれているから、、
最古層が、今表面にあらわれて、、
ただ水から遠くなり、
ここで静かに構えているから、、
なにだなにだ生きたまま、
私はそのなかへ入る、、
入ってまた生まれて、
隙間から徐々に生きていく、、
はたして、誰もあなたのことを気にしてはいないという響きの割に、
私は次々に質問を受けるのであった、、
まったく放られて、
なにも、
本当になにも問われないでいられれば、
というのが私の願いであった、、
夕方、ひとりで帰る方法を模索している、、
昼間、ひとりで過ごす方法を探している、
けっきょく、私はおのがなかへ鐘を受けて、、
その響きに自身を浸したまま、
なにがしかのリズムを流したままにしておいた、、
起伏する、起伏する、、
ただの明るい光、
ただののびやかな姿、、
あまりに核心部分へ触れて遊びつづける、
受け続けることに馴染んだせいか、、
当たり前の話をしていると身体がだらだらと溶けてくる、、
穏やかな幸せ?
私は、日曜日の昼間に皆が集まっている時間が苦手だった。
はやくほどけてゆきたいと願っていた・・・